男は女を守るのか。いつでも。
バラエティー番組でサプライズプロポーズを見てさ。
サプライズプロポーズ?
サプライズって単語がヤだよね。もう。指紋がベトベトついてるのに気づかない。
サプライズでフラッシュモブとかやられたら最悪ですね。
あれって、みんな喜んでるのかな。ウチだったら最悪の状況になりそうだ。ま。それはいいんだよ。オレが言いたいのはさ、そのプロポーズがさ、また相も変わらず「守ります!」とかくるわけでさ。
それは…守れてないからそう思うんでしょうね。
いや、まさにそうだよ。リアルに。しかし、そのプロポーズした芸人も、オレ級に、なかなか将来の見通しが怪しそうなんだ。だからさ、安直に「守ります!」なんて言っていいのか!?と。
もう定型文なんでしょうね。前略とか拝啓とか、そんなようなレベル。
で、結婚すでに20年のオレが語るわけだけどさ、披露宴のときあくびをかみ殺しながら聞いてた「人生は晴れる日もあれば嵐もある…」という祝辞ね、あれはホントなわけだ。
いままさに嵐のまっただ中だし。
そうだよ。月末の沈みっぷりはハンパじゃないわけだ。しかも今月末は年末でもある!
イヤァァァァー!!!
どんな年末になるんだろう。まったく恐ろしい。
タッグマッチにしませんか?
しかし、数年前、ヨメに「働いてくれ!」って頭を下げて、いまではダブルワークもさせてるわけで。
そうなんだけど、ここが今回のテーマだけど、超がんばってくれてるけど、オレを喰わせてくれるまでには至らないんだ。
喰わせてもらおうと?
ほら。だから、そーゆーのが困るわけだ。古いんだよ。その背景にあるのは「家族を喰わせるのは男」って価値観じゃん。
さっきの「守る」ってやつですか。
オレもね、恥ずかしいわけよ。男として。ホントはオレの稼ぎで喰わせられればそれがいい。偉そうにしていられるし。でも、なんでオレは恥ずかしいんだ?
なんで?とは?なんで?
高度成長期もバブルも越えて、このご時世なわけだ。個人事業も会社員も、ピンチのときは来るでしょ。リストラだってあるわけだし、仕事が中止になることも、そもそも発生しにくくなってるのもある。
広告屋は厳しいっすね。
昔はさ、イザとなったらナニをやっても生きていける、それこそ佐川のドライバーにもなれる、とか思ってたんだよね。しかし、追い詰められてリアルに考え出すと、一応専門職でやってきて、職種を変えるのは…なかなか難しいよ。
まぁ、佐川やっても挽回はできそうもないですね。
そうなんだよ。仮に固定給が確保できても、プレゼンに勝って大きな仕事が動いて…ってのはないからね。佐川には。
厳しい広告業界だけど、プレゼン準備はある。
プレゼンはね、結構大きなくくりのを、代理店のアカウントでやってるから、うまくいけば大きくなる。けど、やさしい営業さんにプレゼン費を出してもらっても、それもやっぱり知れた額で、こういう仕込みをやっている時期はヨメに家計を支えてもらえると助かるんだけど、やっぱりパートレベルではね。
時給で計算されるような仕事は安いんですよね。
だからね、彼女が技術者っていうか手に職を持っていたら…時間を売る仕事以外ができたら…とは思うんだ。そうすれば、厳しい時期があっても、お互いサポートしあえれば少しラクになるんじゃないかと。
コッチの収入が厳しいときはアッチに助けてもらって、アッチの収入が厳しいときはコッチが助ける。みたいなのが上手にできれば精神的な負担も減るかなぁ、と。
家庭経済も機会均等できればいいんだよね。
まさにタッグマッチということで。
それが理想だよ。
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