サラリーマンの嫉妬かも
また芸能人が謝罪してたね。
申告漏れとかなんとか、またワイドショーが騒いでますね。そんな話題にそこまで食いつく必要ある?という感じで。
ヤフコメとかも、脱税だなんだって騒いでるよね。芸能人としてオワタとか。
プライベートな旅とか洋服とか時計とかを申告したとかしないとかにイラついてるみたいですね。
別に知り合いでもないし擁護するつもりもないけどさ、芸能人としてそこそこいいカッコするとか、旅行で見聞を広めるとかはアリだと思うので、申告してもいいと思うよ。通るかどうかは別なんだし。
それこそクリエイター稼業は映画を見たり本を読んだりすることは「経費」ですもんね。
サラリーマンだって確定申告すれば営業とかは靴代とかスーツ代とか経費にできるって聞くよ。会社に対していちいち請求する習慣もないだろうし、会社もそんなのまで処理してたら大変だからかまってくれないだろうけど。
仕事で使うものだと説明できれば経費ですか。でも、サラリーマンで確定申告してる人ってあんまり聞かないけど、アリなんですよね。
だから、盛大にディスってるヤツってのは、読んでると、要するにネットでしか社会との接触もなければ経理的な知識も皆無な引きこもりか、じぶんは税金を天引きでゴッソリ持ってかれてるのにクヤシイ!って嫉妬しているサラリーマンだよね。
3年間申告してないのは異常なのか?
しかし、3年間申告してないって書いてありましたけど、そんなことありえます?
ありえるね。オレもおととし1年、申告してなかった。処理がまったく間に合わなくて進まなかった。で、去年…てか今年のあたま、新しい税理士さんに頼んで、2年分まとめて申告した。じつは恐る恐る聞いてみたんだけど、それほど珍しい話じゃないっぽかったよ。
なんで間に合わなかったんですか?てか、間に合わないってナニ?
シンプルに言うと、税理士さんに頼むとカネがかかるわけ。税理士さんは仕事だから、たとえば領収書だけドサッと渡しても処理して申告してくれる。けど、その分、高くはつく。なもんで、オレとかは、ネットの会計システム使ってるけど、そこに経費をガーって書き込む作業はじぶんでするわけ。で、じぶんでできない、あるいは難しい部分は、税理士さんにお願いする。そのぶん安くしてもらうわけよ。
安くしてくれるんですか。
ネットで、そういう条件の税理士さんを探すわけよ。決算だけやってくれる人を。オレは個人事業主時代は同業者の奥さんが税理士になったってんで頼んでたけど、付き合いが薄くなって、それから2、3人、別の税理士さんにお願いしたんだけど、ネットの会計システムとの相性とか金額とかが合わなかったので、いまの人で4人目。これは使ってる会計システムの登録税理士から探した。ここね。
ここ、ずっと使ってますよね。もう4〜5年?
個人事業主時代からだから、そのくらいかな。最初にくらべて機能も増えたから助かるよね…。最初のころはあまりにも経理作業がわかんなすぎて、4〜5時間チャットし続けたこともあったな。あれはマジで助かった。無料で始めたばかりのときだったわ。
よくもカネ払わない客にそんなに付き合ってくれましたね。
今もそうかどうかはわからないけど、だから年間契約することにしたんだよね。こちとら経理センスゼロだから、日々質問できる相手がいるのは助かる。…と言いつつ、10月で締めだから、また入力作業の日々がはじまるよ…。
日々、とは言わないけど、週イチとかやっておけば…って言われません?
言われるけど、できないんだよ。適正がない、って諦めることにしてる。しかもカネもないから、ある程度じぶんでやるしかない。ま、ということで言うと、例の芸人、カネはあるんだから、税理士に丸投げすればよかったんだよな。
税務署だってヒマじゃない
話によるとほんとに領収書を袋でドサッと税理士に渡すだけであとはなんにもしない、って人いるらしいですもんね。
税金ってさ、収めなきゃいけないのは知ってるんだよ、誰でも。例の芸人も知ってるとは言ってた。けど、やんなきゃ…と思ってもズルズル行ってしまうのはわかるし、税務署も忙しいからいつもいつも督促するわけじゃないし。
でも、税務署コワイくらいは知ってたわけですよね?
どうだろ?おれらビンボー人にとって税務署はコワイ…いや、小ビンボーとか小金持ちにとってコワイので、おれらみたいのからは取ると言われてもナイものはナイのでそんなにコワくないか。そして、金持ちには優しいだろうしね。
税金を払う金持ちには、ですね。
ま、どっちにせよ、順番で来たんだと思うよ。3年払ってないですね、って。で、芸人の方は、なんとなく来るかもしれないと思ってても、まだ来ないからいいや…くらいに思ってたんじゃないの?
溜まりに溜まったのがドンと出たと。
まぁ名の知れた芸人だしカネ稼いでるのは知ってるし…つまり取りっぱぐれはないだろうから泳がしといたのかもね。あとは担当職員の優しさだったのかもしれない。けれど、いよいよ堪忍袋の緒が切れたと。
アンタもオレもダチョウだぜ!
しかし、なんで放っておいたんでしょう?
んー。ほら、人間の心理として、怖いものから目を背ける、ってのがあるじゃん。背ける対象は人それぞれだけど。たとえば、オレとかは公的な封筒。あれって開けられないんだよね。
督促状ばっかりですからね。
だからさ、キャッシングとか日常的にしている人は少しわかるんじゃないかと思うんだけど、怖いものは見たくないし、気にしたくないわけよ。で、あの芸人は、数字っぽいことと面倒くさいことが極端にニガテなんじゃないかな?
そこから目を背け続けてきたと。
いるんだよ。てか、オレもだいぶ似てる。上の図で言うと、赤い人はじぶんで全部ささっとやっちゃうんでしょう。黄色い人は誰かに任せて細かく指示とかチェックするイメージ。問題は緑と青の人で、オレはちょっと緑寄りの青だから入力もする。で、芸人はベタ青。
多少マメと言うか、芸人より時間もあるし、カネはないし。
じぶんである程度やるしかないわけだし。でも、今回の醜聞で思い出したのは、やっぱりコワイこと、ヤバいことから目を背けようとする傾向は誰しもあるんだよなーってこと。叩くばかりでなく、そういう部分、自分にもないか考えるには、ちょうどいいきっかけかもしれないぞ、と。
たしかに、ウソついてるとかなんとか言われてますけど、そうは見えなかったですね。
オレもそう思う。ただ、言えないことはあるんだろう。カネ持ってるんだから税理士に丸投げすればよかったはずなのに、たぶん浅知恵は持ってて、経費で行けるやつ行けそうもないやつくらいの仕分けはしたかったんじゃないかな?
けど、手がつけられなかった。
ま、そういう意味では、本当にどうしようもなくだらしない、の極みみたいなことなんだろうね。
同じような目に合わないよう、今期の申告は間に合わせましょうね。
どっちにせよ申告すべき収入も領収書も多くないからね。トホホ。
▼この本も参考にしたなぁ…
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