もれなく思い当たってしまう

地元の書店に予約して初日に入手したのに、ボーッと生きていて感想が遅くなりましたが、『夜廻り猫』第9巻が発売になりました。

パチパチパチ!

そもそもは「感動」とか「共感」という言葉はあんまり信用しないし、使いたくない方なんだけど、この作品ばかりはどーしようもないね。

そうですね。そもそもこの作品、つまり人間の話ですからね。

いろんな形容詞があるけど、切なさとか、愛しさとか…それ以上に、あることすら忘れかけていた「心の痛み」みたいなものにスッとくすりを塗ってくれるような感覚があるんだよ。

いろんな表現物を観たり聴いたりしますけど、うっ、こんなところ突いてくるんだ…とハッとする話が多いんですよね。

たとえば、今回も「わがままモネ」の話が出てくるけど、飼い主の老夫婦に構われないとスネるやっかいな猫だけど、人には「何かの面倒をみる喜び」というのが必要なことがあると。

よく「親や子に迷惑をかけない」というのが美徳のように言われますけど、そうじゃないこともあるよ、って。

生きがいって、人とか何かの役に立つ、という側面が大きいと思う。だから、「モネはよく働いておるな」と遠藤平蔵に褒められるんだよ。
貧困とかいじめとか生老病死の諸問題

貧困ネタが多いのも、共感してしまうポイントなんですよね。

オレたちはとくになw

『夜廻り猫』がなぜ刺さるのか、といえば、まさに「誰もが当事者」だったりするテーマが底辺にあるからですよね。

いじめとか介護とか、生老病死の諸問題に寄り添いながら、ほとんど1話1ページ8コマで表現する。深谷先生は本当に菩薩さまの化身に違いない。

いま、脇にある本をパラッと開いた第758話に、「他人の不幸に興奮する人たちに疲れ」というセリフがあります。そう、他人の不幸に興奮する…残念ながらある話です。

ちょうど今ごろの季節の話だ。ハンドクリームで思い出してしまう…というのがツラい。

それと、とくに印象的なのが、第770話ですね。むか〜し世話になった先生のイメージがなんとなくポーンと浮かび、同じような状況だったらあの先生もこういうことしてくれたかもな…とか思いました。

心のヒダとか琴線に触れるとか言うけど、そういうお話が詰まってる。

ニコッとさせてくれる話も多いですよね。キャラもみんな立ってる。ワカルパイセンとか、登場したころからのお気に入りです。最近人気で古参オタみたいな気持ちになってますw

オレは本はおろかマンガも読み返すことあまりないけど、『夜廻り猫』は枕元に置いてあるよ。
TVアニメ化がくる!

そもそもツイッターから始まったんですよね。糸井重里さんのツイートで興味を持って読み始めてハマった、という。ちょっと古いですけど紹介記事を載せましょうか。

なんか強く惹かれたんだよなー。そして深谷先生はたしかデザイン科を出てらっしゃるから仕事が細かい。展覧会とか、コロナになってから難しくなったけど、あの展示とかは圧巻だよ。オレは『夜廻り猫』が好きすぎて、イーロン・マスクよりフォロワーが多いべきだ!とか結構ホンキで思ってる。

でも、9巻の帯で告知がありましたけど、TVアニメ化決定!!ってことで。

いやー、ホントめでたい。深谷先生おめでとうございます!

どんなアニメになりますかね?

何しろ原作は基本1ページ8コマ完結だから、サザエさんみたいにエピソードをつないで構成するか、5分枠とかでじわじわ攻めるか…。

なんかファンもじわじわ増えてきた作品だから、ゆっくり長ぁぁぁく続いてほしいですね。
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