男は仕事。女は家庭。という不思議
先行きが怪しかった得意先が1軒飛んだのは、もう覚悟の上だったけど、やっぱりちょっと痛かったわ…
なんだかんだ、年に150万くらいにはなってましたもんね
そうねー。相手は完全アナログの高齢者で、自分とこのWebサイトすらちゃんと見れないような有様だったから、かなりストレスフルだったけどね
そして、また低空飛行へと…
んー。こないだ1ヶ月遅れの家賃をやっと払ったけど、そろそろ1年越しになる仕事が、いつ決着つくのか、最終的にいくらになるのか…そこがまだ見えない
こういうピンチのとき、タッグマッチならタッチしたいところですけどね…
こっちはラリアット食らって息も絶え絶えなんだけどさ、夫婦で家計を支える重みがどうしても偏っちゃう。パートナーはパートの収入だから。洒落じゃないよ
資格とか特技とかが前提じゃない「時給仕事」は収入的には難しいですよね
そもそもおれらは昭和どまん中の生まれ育ちだから、どこかで「男は仕事、女は家庭」って価値観を引きずってるんだ。高度経済成長期にみんなサラリーマンになって、まぁのちに会社に縛り付けられて社畜とか言われるんだけど…それでも月給という安定をつかむようになって、役割分担がはっきりしちゃったんだと思う
考えてみたら、そういう役割分担って、人類の歴史の中で最近始まったことですよね
時代は螺旋を描くように行きつ戻りつ進んでいくんだ…って、ちょっと前になんかの本で読んだけど、サラリーマン時代が社畜と言われつつも安定していた時代が終わって、会社は景気の上下動に対応すべく派遣を増やしたり副業を認めたり
つまりいつでも切れるようにしたり給料を安く抑える理由を作ったり…
ある意味、社畜は体よく野に放たれて、残酷ではあるけれど、あるべき姿に進んでいるのかもしれない
いまは令和である
つい先日、政府が『もはや昭和でない』と男女共同白書を出したけど、いまになって「昭和の価値観を引きずってる」と言うわけだ
あれってつまり「世帯から個人へ」という話みたいですけど
確定申告とかで奥さんが配偶者控除を受けられるようにするために仕事を抑えたりするじゃん。そうじゃなくて、もっと個人単位で見よう、ってことなのかね
なんか現実的ではあるものの「諦め」てる感じもある気が…いまって「少子化をどうするか!?」って話なのに、結婚しない人たちはともかく、経済的に結婚できない人たちも結構いて、そういう沈滞ムードが心理的に影響して「彼氏や彼女を求めない」って現実につながってる側面もあると思うんですけどね
こんなことも言ってるしね
社会変化に合わせて正社員の夫と専業主婦の妻というモデルを前提としない制度への移行が欠かせない。
日経新聞
でも、女性で「自分なりの経済力を得る」ためのビジョンを持ってる人って、少なくとも僕らの世代は…正直あんまりいなかったですよね。それが急に「稼げ!」言われてもね、って気もします
問題は2つある
結局、「昭和じゃない」と言われても、そのように人生設計をしてこなかった女性たちにとっては、なかなか気持ちをシフトしていくのが難しい
男が「家事や子育ては共同で」と言われても今だにダメな人が多いのと同じで
それと、「2人で稼いでも子どもがいる家族なんて維持できない」と思わせる経済状態だ。これが大きいんじゃないか
さっき言った「経済的な沈滞ムードが家族に発展するような交際関係を求めない」ってことにつながってるんじゃないか?という
おれらの若いころは、まだバブルの残滓があって、そういうことに積極的だったじゃん。いまアイドルとか…これは代替消費だと思うけど、内向きだよね
つまり、男女とも、上の世代は「女性も経済的に、男性も生活的に自立可能に」をもっと啓発すべきで、下の世代には経済的かつ心理的に豊かにしてあげる必要がありそうです
半分以上は政治の仕事だと思うけど、反緊縮で財政出動きっちりして、さらに中高年向けにスキル獲得の補助をしてくれるようにならんもんか…
人生100年時代で年金の支給年齢を上げるなんて議論してるんだったら、どう生きるのか?をサポートしてほしいもんですよね、中高年としては
若い世代にも楽しく稼いでもらえるような経済的な下支えも強くお願いしたい! それが日本の国力につながるからね
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