「新しい日常」1周年なんだね
もう年末だけど、思えば最初に「中国武漢でなんか発生しました！」と聞いたのは、たしか去年のいまくらいのころだったんじゃないかな。
ググってみたら、去年の12月8日ってなってました。ちょうど1年前です。
そうかー。さすがにそのころは、まさか1年後にこんなことになってるなんて想像もしてなかったな。
NHKの紅白も紅白で、いつもどおりにワーってなって大団円とか迎えて、そのまま雪の永平寺にカメラが切り替わったりしてましたよね…。今年はそんなの無理でしょうから、なんか隔世の感ありますね。
尊敬するコピーライターの秋山晶さんがサントリー・リザーブのために書いたコピーに「時代なんかパッと変わる」てのがあったけど、それがこんなかたちでリアルに響くとは…。
こんな日常が来るなんて誰も予想してなかったし、まだ意識は追いついてない感じはありますね。
とりあえず外出時はマスクしてないと、ダメな意味で「ヤバい人」って距離を取るくらいには意識はパッっと変わった。そう思ってる人は多いんじゃないかな。
ですねー。ノーマスクはどこか蔑んでしまう。でも、同時に正義中毒になってる自覚もある。そんな引き裂かれ感に気付かされます。
まだ始まったばかりの「新しい日常」だから、紆余居曲折を経ながら…なんだろうけどなー。苦しいね。
医療がヤバイ！をどうすんの
で、「新しい日常」はいいけど、問題だなぁ…と思うのは、冬に第３波？インフルエンザの流行期に合わせて同じように来るぞ来るぞ来るぞぉ〜？という流れで、まさに来ていると。この感染拡大で、いちばんヤバイのは医療現場の逼迫ということで、病床使用率は多いところで60％くらい？ん？シロート的には一瞬なんで60％でヤバイの？と思った。
そこがちょっと違うところみたいですね。
うん。なんとなく理解し始めたんだけど、簡単に言うと「コロナ関連ので埋め尽くされると他の病気や怪我の患者が受け付けられない！」ってことかと。
とくにコロナの重症患者にはエクモとか操作の難しいらしい装置を使ったりとか、とにかく人手が多くかかるってことがとくに大変みたいです。
そしてすでに医療従事者はずっと働き詰めで…。
そんな状況なのに、どこか若者を中心に「対岸の火事」みたいな感じがあるんですよね。マスコミの、とくにワイドショーで見る街の声とか。
つまりは想像力と…メディアかなぁ。いや、いまマスメディア観ないからなぁ、若い連中は。ネットの時代って、自分の見たい情報を“最適化”できちゃうから、興味がない情報は入ってきにくい。そういう状況も含めて、どう伝わる仕組みをつくっていくのか、それも「新しい日常」の課題かもしれない。
で、医療従事者に対して、なにで報いるかというと、さすがにもうブルーインパルスじゃないですよね。
ブルーインパルスは景気づけにはいいかもしれないけど、疲弊からの離職は止められないだろうね。
そうなんですよね。ただでさえ看護士が足りないと言われているのに、離職が増えていると。そりゃそうだろうなぁ…と。
日本は借金漬けじゃないの？
削れていく精神状態を保つ手段は、じつはあるんだと思う。お金だよ。
やっぱそこですかね。
そこなんだよなー結局。がんばれがんばれ。そんな声がけだけじゃやっていけないよ。総理大臣も財務大臣も、がんばれがんばれでやっていけるんか？
医療従事者？のツイートで「ボーナス４万…」ってありましたけど、やっぱしお金ってモチベーションですよね。
お金がないことで気持ちを削られる経験をたっぷりしてるから、お金の意味性はよくわかる。ま、お金に精神が縛られないステージにそろそろ人類は向かうんだと思いたいけど。
自衛隊にヘルプを頼むのはいいんです。けど、これまで苦労をかけて、これからも苦労をかけようとする人たちに、報いるすべはないのか。国として対応しなきゃイカンと思うわけです。４万円じゃ腰が砕けてしまいます。もらったほうがモチベーションが下がるくらいじゃないかと。
スガ内閣になったときだったか、コロナ対策で組んだ予算が、まだ使われてないと。
まず、医療従事者に国からボーナスのつもりで10万円ずつ給付します！でもいいんだと思うんですよね。それでニュースになれば、少しはモチベーションも回復するでしょう。少ない！とも言われそうですけど。それでも実弾のインパクトはあると思います。
けど、「日本は借金漬けで大変だ！だから財政健全化を！」というじゃんか。そういう人たちが反対しそうだよな。
ぼくもずっと「そうなんだー」と思ってました。けど、最近そうじゃない説を知るようになって、少し考え方が変わりました。
パンケーキ食いながら、その件、もうちょっと考えようか。（続きます）
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