発売日に書店予約で買ったけど
楽しみにしてた『夜廻り猫』の7巻を、Amazonじゃなく、あえて地元の書店に注文する、みたいなことを初めてやってみたんだけどさ。
のっけから恩着せがましいですね。
あ、え、いや、そーゆーつもりじゃなくてさ。やっぱり好きな作品だから、未体験の人の目に触れてほしいじゃんか(汗)。
「好きな漫画はAmazonじゃなく近所の本屋で予約!」運動みたいなのは聞いたことがあります。それをしたと?
まぁ、そーゆーことだな。
で、その結果はどうだったんですか?
もちろん初版を初日に手に入れることはできたよ。で、ででーん!と平積みになってて、ちょっとは布教活動の役に立った?みたいな。
なんか、ファンの出過ぎた布教活動って、ときどき作者の先生の迷惑になりますからね…大丈夫ですか?
あ、ま、そこまでではないと思うけど。たぶん…(大汗)。てか、オレの発信力なんて中国の数の単位で清浄レベルだし…って、なんか、オレ、凹まされてない?
出てからもう1ヶ月ちょっと経つから…仕事が立て込んでたんですよね、奇跡的にw
弱ってるときに遠藤は来る
そういえば、そもそも遠藤平蔵に出会ったのは、凹むのも底も底のころ、糸井重里さんのツイートで知ったんだった。
カレギュウ…という単語が記憶のどこかで。
それは第1話だから、そこまで初期からじゃないけど、まだ1桁だったころかな。
そこから、だいぶ助けてもらいましたね。
遠藤はさ、ダメなやつを否定しないんだよ。そういうこともある、と寄り添って肯定してくれる。オレも経済的にツラかったとき…いや、いまも大変だけど…世界に取り残されていくような気持ちのときに、ふと横を見ると、頭に缶詰を乗せた藪睨みの猫がいたんだよ。
いまは本当に厳しいとき。ツラさも人によってさまざまだと思います。けど、『夜廻り猫』の世界は、万人のケースを網羅しているように感じてしまうんですよね…。普遍的な…。
モネのやさしさとか(第7巻の感想)
深谷先生の描く世界はいちいち刺さることが多いんだけど、たとえばモネのエピソード(565話)とか、いつもひざポンだったりするんだよなぁ。
わがまま猫のモネは、飼い主のお父さんとお母さんにわがままばっかり言ってるんですよね。
これって、ふつーの道徳だったら、「人に迷惑をかけないように」となるところを、積極的に迷惑をかけるモネを遠藤は「よく働いておるな」と評価する。若い人にはもしかしたら理解できない境地かもしれないと思う。
そうかもしれません。
きれいごとじゃない実際の社会は「迷惑を掛け合って」生きる社会で、だからこそ生きる意味を感じる…という側面があるんだよね。こんなこと8コマの漫画で納得させられるなんて思わなかったよ。
そういう深谷先生の考えは、ニイのエピソード(617話)にも現れてますよね。
あんまりネタバレするとよくないけど、『夜廻り猫』というマンガは、じつに大人のファンタジーなんだよなぁ。ツイッター(@fukaya91
)からでいいから、ぜひ読んでほしい。ぜったい単行本買いたくなるから。
京王百貨店の『夜廻り猫展』行ってきた
という『夜廻り猫』の原画展が2月4日から新宿の京王百貨店7階の丸善書店さんでやってるんですよね。
このご時世だからコンパクトな展開だったけど、グッズもいろいろあって楽しかったなー。
そもそも深谷先生って画力だけでなくデザインセンスがある方だから、水を得てどんどんやることが拡がっていった感じですよね。
仕掛けもいろいろあって、丸善だけにレモン色の爆弾が置いてあったりw
ふと見上げると、猛禽類さんが狙ってたりw
恒例の夜廻り新聞も楽しかった!
コロナが収まったら会場を拡張して、ぜひカエル殿の居場所を確保してください!
2月24日までなので、行ける人はぜひ!
通販もあるみたいなので、遠方の方はこちらも見てね!
2/4〜2/24、京王百貨店新宿店7階丸善さんにて夜廻り猫原画展開催中
作品展示、グッズ販売(ネットショップもあります)、抽選でパネルが当たる企画などなど是非お楽しみ下さい。
ネットショップはこちら↓
夜廻り猫グッズ – 京王ネットショッピング | 京王百貨店 https://t.co/BLcJOyTb7S— 夜廻り猫スタッフ (@yomawari_neko) February 4, 2021
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