クイーンは、当時、そーでもなかった。
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映画『ボヘミアン・ラプソディ』がすごいことになってるね。
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さっき観ていたTBSの『カウントダウンTV』でも、“Don’t Stop Me Now”とか“Bohemian Rhapsody”が普通にランクインしててビビりました。
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しかも公開からそれなりに時間が経っているのに勢いが止まらないと。
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応援上映って言うんですか?声を出したり歌ったりするのがOKというのがあって、2回目はそっちで!という人も多いとか。
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いやたしかに、次はIMAXか応援上演いきたいっす。
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歌詞が字幕に出たら歌いたいです!
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俺らはオンタイム世代だけど、クイーンってなんか気恥ずかしさがあったんだよな。その原因が何だったのか、映画観て考え込んだ。あ、いや、考え込んではない。ちょっと考えた。
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やっぱミュージック・ライフ誌の影響ですかね。アイドル扱いでしたからね。
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美青年のロジャーに色物のフレディ、ブライアン・メイとジョン・ディーコンはあたふたする…という漫画になってた。
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そこに暴れん坊のリッチー・ブラックモアとかジャパンのデビット・シルビアンとかデビット・ボウイとかからむ。
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そーそーそー。『8ビート・ギャグ』だったっけ。もしかしたらまだ家にあるかもしれないなー。
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あのあたりからクイーンの人気はいろんな意味で安定してきましたね。
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そうなんだよね。当時中坊だったワタクシとしては、アイドルの気配は敬遠してたんだ。だって、せっかく木綿のハンカチーフから抜けて、大人っぽくてカッコいい洋楽を聴き始めたのに。
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そして当時の御三家?の中ではキッスに走ったんでしたねー。
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キッスはわかりやすくハードだったからね。男の子っぽいってゆーかさw。まさに中2で“LOVE GUN”のシングルを買ってw。で、たしか中3のときにクイーンは“News Of The World”が出たんだと思う。いっしょにバンド組んでたギタリストが買って、ヤツの家で聴いたんだったかな。エアロスミスは“Drow The Line”のころだったかなー。まわりでもあんまり推してるヤツはいなかったと思うな。
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そこからディープ・パープルやレッド・ツェッペリンに走って…。
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それは今でも続いているからねー。ただ、嗜好はちょっと変わってきて、ツェッペリンのアコースティックとか老後の楽しみで弾けるように練習したりして。
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で、クイーンは?
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そうそう。その“News Of The World”に、“We Will Rock You”やら“We Are The Champion”が入ってて、前者はロック小僧にとっては『なんだこれは?』だし、後者は『俺たちはチャンピオンだ』と歌うってどうなん?って感じだった。でも強烈に印象に残ったし、キャラは立ってた。
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クイーンのコピーバンドってのも会ったことなかったですよね。
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ロック小僧的にはそーゆー対象じゃなかったのかもね。
夜廻り猫展に行ったら…
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唐突に話は変わるけど、金曜日に日本橋三越本店『夜廻り猫展』に行ってきたわけで。
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勝手にシンパシーを感じている先生と作品ですね。
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……ま、ファンってのは勝手にシンパシーを感じるもんだと思うが…。
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まぁとにかく、週末だと混みそうだしオッサンは目立ちそうだし…ということで、平日、ここなら時間が取れそうだってところで、ふだんの仕事ではあまり着ないジャケット羽織って出かけたんですよねー。仕事の途中でたまたま立ち寄った体で。痛々しいw
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ほっとけ。女性のファンが多そうだからコスプレも必要だったんだ。
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でも、前年からさらにパワーアップしてましたね〜。
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そーなんだよ。オッサンは目がキラキラするのを抑えるのが大変だったんだ。
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抑えられるもんですか?
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ま~無理だわなw。だって、オッサンだけど、夜廻り猫の世界観が大好きで、仕事後回しにして地下鉄乗り継いで往復2時間かけて行ってるわけだし。
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いずれ講談社に近い池袋とかでもやってほしいですね。そうすれば練馬からも近いし。
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今回は募集したエピソードの原画が飾ってあったり…ホワイトの跡がリアルだから複製じゃないと思うけど…深谷先生らしい駄菓子屋の演出とか面白かったなー。なんつっても気に入ったのはカエル殿の冬眠の図w
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ここだけは写真撮っちゃいましたねー。
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あんまりオッサンが写真撮ってるとね…自意識過剰でせうか。
なんかフレディと深谷先生がだぶる
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で、会場に行って思わずニヤッとしたのがさ、ずーっとクイーンがかかってるわけよ。これは深谷先生BGMに注文つけてるな、とw。展覧会直前で忙しいころだと思ったけどもしや…?とツイッターで軽く『ボヘミアン・ラプソディ』のことを深谷先生に見つけてもらえるかなーとツイートしたとき、小声で『観に行きました』と答えてもらって。やっぱし、とw
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さらにちょうど会場にいたときにかかってたのが『バーイセコ!バーイセコ!』でしたからねw
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ありゃーよかったねw。思わず会場で半笑いになっていたオッサンです。
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で、ね。思ったんですけど、深谷先生とフレディって、kなんか腑に落ちるんですよ。今回の展覧会の造作あれこれ、絵もさることながらデザイン上手だなーと。いや、そもそも好きなんでしょうね。細かいところもちゃんとしてるんです。かえる殿のところも、ちゃんと細かく演出してる。ディスプレイを買って帰れないのが残念なくらいw
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深谷先生のデザインいいんだよねー。LINEスタンプもそうだけど、文字も手書きだから、伝わる感じがある。
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『夜廻り猫』も、写植使わないで文字は手書きですからね。その点は大きいと思うんです。
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そう。なんか、根っ子の美意識の部分が、ね。そこがフレディ的なんだろうと。『夜廻り猫』の世界観も様式美になっていて、フレディとか、デビット・ボウイとか、そこらへんの気配を感じる。
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デビット・ボウイのクリスマスツリーも飾られてたし。
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近いうちにクイーンのメンバーが出てくる回があるかもね。『マカロニほうれん荘』みたいにw
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(c)鴨川つばめ/秋田書店
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