ボヘミアン・ラプソディと夜廻り猫展

映画『ボヘミアン・ラプソディ』がすごいことになってるね。

しかも公開からそれなりに時間が経っているのに勢いが止まらないと。

いやたしかに、次はIMAXか応援上演いきたいっす。

俺らはオンタイム世代だけど、クイーンってなんか気恥ずかしさがあったんだよな。その原因が何だったのか、映画観て考え込んだ。あ、いや、考え込んではない。ちょっと考えた。

美青年のロジャーに色物のフレディ、ブライアン・メイとジョン・ディーコンはあたふたする…という漫画になってた。

そーそーそー。『８ビート・ギャグ』だったっけ。もしかしたらまだ家にあるかもしれないなー。

そうなんだよね。当時中坊だったワタクシとしては、アイドルの気配は敬遠してたんだ。だって、せっかく木綿のハンカチーフから抜けて、大人っぽくてカッコいい洋楽を聴き始めたのに。

キッスはわかりやすくハードだったからね。男の子っぽいってゆーかさｗ。まさに中２で“LOVE GUN”のシングルを買ってｗ。で、たしか中３のときにクイーンは“News Of The World”が出たんだと思う。いっしょにバンド組んでたギタリストが買って、ヤツの家で聴いたんだったかな。エアロスミスは“Drow The Line”のころだったかなー。まわりでもあんまり推してるヤツはいなかったと思うな。

それは今でも続いているからねー。ただ、嗜好はちょっと変わってきて、ツェッペリンのアコースティックとか老後の楽しみで弾けるように練習したりして。

そうそう。その“News Of The World”に、“We Will Rock You”やら“We Are The Champion”が入ってて、前者はロック小僧にとっては『なんだこれは？』だし、後者は『俺たちはチャンピオンだ』と歌うってどうなん？って感じだった。でも強烈に印象に残ったし、キャラは立ってた。

ロック小僧的にはそーゆー対象じゃなかったのかもね。

唐突に話は変わるけど、金曜日に日本橋三越本店『夜廻り猫展』に行ってきたわけで。

……ま、ファンってのは勝手にシンパシーを感じるもんだと思うが…。

ほっとけ。女性のファンが多そうだからコスプレも必要だったんだ。

そーなんだよ。オッサンは目がキラキラするのを抑えるのが大変だったんだ。

ま～無理だわなｗ。だって、オッサンだけど、夜廻り猫の世界観が大好きで、仕事後回しにして地下鉄乗り継いで往復２時間かけて行ってるわけだし。

今回は募集したエピソードの原画が飾ってあったり…ホワイトの跡がリアルだから複製じゃないと思うけど…深谷先生らしい駄菓子屋の演出とか面白かったなー。なんつっても気に入ったのはカエル殿の冬眠の図ｗ

あんまりオッサンが写真撮ってるとね…自意識過剰でせうか。

で、会場に行って思わずニヤッとしたのがさ、ずーっとクイーンがかかってるわけよ。これは深谷先生BGMに注文つけてるな、とｗ。展覧会直前で忙しいころだと思ったけどもしや…？とツイッターで軽く『ボヘミアン・ラプソディ』のことを深谷先生に見つけてもらえるかなーとツイートしたとき、小声で『観に行きました』と答えてもらって。やっぱし、とｗ

ありゃーよかったねｗ。思わず会場で半笑いになっていたオッサンです。

深谷先生のデザインいいんだよねー。LINEスタンプもそうだけど、文字も手書きだから、伝わる感じがある。

そう。なんか、根っ子の美意識の部分が、ね。そこがフレディ的なんだろうと。『夜廻り猫』の世界観も様式美になっていて、フレディとか、デビット・ボウイとか、そこらへんの気配を感じる。

近いうちにクイーンのメンバーが出てくる回があるかもね。『マカロニほうれん荘』みたいにｗ